HSPオンラインカウンセリングで重要な顕在意識と潜在意識について

2024年4月4日

 

HSPオンラインカウンセリング・コーチングでは「潜在意識を意識する」時間を大切にしています。

「潜在意識を意識する」ってどういうこと?って思われますよね。

 

今日は「顕在意識」と「潜在意識」についてのお話です。

 

顕在意識は「意識」、潜在意識は「無意識」とも言われます。どちらかあなたのしっくりくる言葉で捉えてください。

 

子供のころに「あなたたちの潜在意識にはまだまだすごい力が眠っているんだよ!」なんてことを言われたことがあるのではないでしょうか?

 

そして「ふーん、そうなの?それって特別な人だけでしょ」と自分に納得させて、特に気にとめなかったのは私だけではないと思います。

 

でも、私たちには間違いなく潜在意識に自分がまだ知らない力が存在しているようです。

 

「火事場の馬鹿力」やスポーツでいう「ゾーン」のように、普段の自分では考えられないような力、パフォーマンスを発揮できる場面はこの潜在意識の力といえます。

 

HSPオンラインカウンセリングでも重要視する顕在意識・潜在意識とは?

この二つの意識について、氷山の絵で説明されることが多くあります。

 

海面に出ている部分が「顕在意識」海の下に存在するのが「潜在意識」。

 

「顕在意識は数%(1~10%)「潜在意識は全体の90%以上占めているといわれています。(まだ研究途上で明確なことはわかっていないのが現状です)

 

このことからわかるように、私たちが意識できていない領域がこんなにあるわけですから自分が「できる」と思っている何倍もの可能性が潜んでいるわけです。

 

そして、それは自分で自分のことを数%しかわかっていないともいえるということです。

 

自分のことを内向的だと思っていても実は外交的な自分にまだ気づいていないだけ、こつこつ続けることが苦手ですぐ諦めてしまう性格なんだと思っている人もまだ続けていこうと心から思えることにまだ出会えていないだけなのかもしれません。

 

顕在意識とは

  • 私たちが自分と周りのことを意識的に理解している状態
  • 自分が何をして、どんな考えをして、どんな気持ちでいるのかを意識している状態

 

潜在意識とは

  • 私たちが気づかない(意識していない)うちに行動したり、感じたりする状態

 

初めて自転車に乗るときは教えらえたとおりにハンドルを握って、ペダルに足をかけ身体の重心はこんな風にして・・・なんて考えましたね、これが顕在意識。

 

でも、何度も失敗を繰り返して練習するうちに、乗れるようになればもうそんなこと意識 しなくても、他のことを考えながら目的地に自動的に到着できますね。これが潜在意識。

 

また、私たちの身体に血が流れていることも、心臓が動いていること、呼吸だって深呼吸 や 瞑想のような特別な時以外は「吸わなきゃ」「吐かなきゃ」なんて意識しなくても自 然できています。

 

これも潜在意識。そう言われると、なるほど自分では気づいていない潜 在意識の存在を感じることができるでしょうか?

 

HSPオンラインカウンセリングでもよく話される潜在意識の4つの特徴

 

1.過去の経験、知識、情報を蓄積し、今必要だと判断したものを提供する

 (時に今の自分にとってネガティブに働くもの(トラウマ)も含まれる)

 

2.安全安心を守るのが一番の役目

 

3.現状を好み、変化を嫌う

 

4.意図を実現化させる力を持っている

 

私たちがこれまで生きてきた過程で得た情報や知識が「潜在意識」に蓄積されています。この蓄積された情報・知識が今の私たちの行動や感情に大きく影響してるのです。

 

HSPカウンセリング・コーチングではこの点に注目して、今あなたが抱えているお悩みそのもの(コンテンツ)ではなく、それがどんな蓄積された知識や経験によって作られているのか?その過程(プロセス)にアプローチをしていきます。

 

例えば、「自分の正直な気持ちを言えずに人間関係が上手くいかない」というお悩みには子供のころの親との関係で自分の言いたいことを言うと叱られた、またはいくら言っても受け入れてらえなかったという過去が影響している場合があるということです。

 

いわゆる「トラウマ」と言われるものです。

 

心理学者のアルフレッド・アドラーは「トラウマ」を否定しています。

 

たとえば同じような虐待をうけて育った人すべての人が「トラウマ」で悩んいるわけでなないからです。

 

私もセッションを通してそのとおりだと感じています。ただ、ある人にとっては「トラウマ」になっているのであれば「潜在意識」にアプローチすることは有効なのではと考えています。

 

HSPオンラインカウンセリング・コーチングでは悩みを解消するために、その悩みの内容そのもの(コンテンツ)を具体的にに話す必要のないワークもご用意しています。

 

悩みの内容を聞くスタイルをコンテント型、一方聞かないものをコンテントフリーといいます。このコンテントフリーはベトナム戦争の帰還兵の深刻なPTSDがコンテント型で悪化した経験から生まれました。これは脳内で恐ろしい体験をもう一度することになってしまうからです。

 

悩みはあるのだければ、詳しく話すことに抵抗がある方はぜひ一度ご相談ください!

 

潜在意識は私たちにこのようなネガティブな影響を与える情報も蓄積していますがそれ以上に私たちにとって有益な情報を私たちに与えてくれています。

 

潜在意識には創造性やインスピレーションが存在するとも言われています。

 

なんとなくふっと頭に浮かんでくること(直観)があると思いますが、これは私たちに何か気づせてくれているものだと思います。

 

また、潜在意識には「安心安全」を守る役目もあります。そのお陰で私たちは危険なことから身を守られているわけです。

 

そして「現状を好み、変化を嫌う」というのも潜在意識の特徴です。

 

これは「安心安全」にもつながることではありますが、変化することによって危険な目に合うのではないか?

 

今のままであれば安心でしょ」と私たちに潜在意識はささやいてくるのです。勿論これにより私たちは守られてきたわけですが、時に足を引っ張ることになることもあります。

 

たとえば、今日「新しいことに挑戦してみよう!」と決心しても翌朝「やっぱいやめよう、今じゃなくてもいいな」なんて気持ちになることありませんか?

 

それは「潜在意識」の現代の私たちにとっては過剰防衛ともいえるものかもしれません。

 

最後に「潜在意識」の最後の特徴である「意図を実現する力をもっている」ということです。

 

哲学者ナポレオン・ヒルの有名な著書に「思考は現実化する」がありますが、私たちが考えたこと、意図したこと、発した言葉さえも現実創造に大きく影響を及ぼしているというものです。

 

その役割を担うのも潜在意識です。

 

HSPカウンセリングではここにも注目して、「どんな自分になるのか?」

具体的にイメージし、意図設定つまり「決める!」ことをして、それを現実にしていくサポートをしていきます。

その上でHSPコーチングでは意識的に(顕在意識を働かせて)、目標までに何ができていて、何ができたいないのか?何が必要なのか?などを明確に伴走していきます。

 

つまり、「顕在意識」と「潜在意識」どちらも重要!そのバランスが大切なのです。

 

HSPオンラインカウンセリングで重要な顕在意識と潜在意識についてのまとめ

 

今回は「顕在意識」と「潜在意識」の違いとその特徴についてお話ししました。

 

次回は「潜在意識」を有効にするための方法や、そうすることによってどんないいことがあるのかをお話しします。

 

また「顕在意識」を意識的に使って、目標に向かっていくためにできることも後日お伝えいたします。

 

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私のセッションでは、HSPのあなたがご自身を受容した上で(HSPは悪いことではない、むしろ自分の強みになると捉えた上で)抱えている悩みや生きづらさの根本となっているものは何なのか?を探っていきます。そして、固くなったそれを少しずつ丁寧に柔らかくしていきます。

その手法は様々、その方に合うと思うものを提供します。

  • HSPカウンセリング的にイメージワークを取り入れることによって同じ事態を楽に捉えられるようになったり
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