こんにちは。
今回はHSP4つのタイプのうち最後のひとつ「エクスプレシブ」について解説をしていきます。
エクスプレシブの課題
批判に弱いこと
- 元々自己表現をすることが好きだが、それに対する批判や否定的な感想を自分自身を全否定されたかのように過剰に恐れてしまう
- 完璧を求めすぎて、自分の求めるものに到達できず挫折する
- 評価を求めて、自分が本来やりたくないことを無理にしてしまうため
- ストレスをためやすい
エクスプレシブの強み
- 表現力が最大の魅力、その表現が人を喜ばせ、感動させることができる。
- 注目されることで最高のパフォーマンスを発揮する
- 人間的魅力にあふれ、自分らしさを発揮して注目される
エクスプレシブに適した仕事
- 芸能人・インフルエンサー
- 芸術家・アーティスト・ダンサー
- 映画監督、俳優 など
エクスプレシブが才能を発揮するためにできること
視点の切り替えができるようにすること
凝り固まった自分の視野の中で表現していると、他者の評価に一喜一憂してパフォーマンスに大きく影響してしまう。
人の視点とは10人いたら10通りあり、その中には高く評価する人もあれば、批判する人もある。
それが当たり前であると思える視点の高さを手に入れることで自分に自信が持て、それによりますますパフォーマンスが向上することになる。
HAPカウンセリング・コーチングでは、視点の切り替え、つまり柔軟な思考を得るためにその方にあったワークを提供したり、コーチング的に私からの問いに答える中で今まで持っていなかった視点を体感することができます。
すると、自分で決めつけていたものが絶対ではないことに気づき、
「こんな風に考えたことがなかった」「こんな捉え方をすれば楽だな」
という感覚を得られるようになります。
それにより様々なことに柔軟性を発揮し、人間としての成熟を得ることができます。
つまり、自分に強い自信を持てるようになり、周りからの評価も自然に向上することとなりるのです。
視点の切り替えのためのワークの中のひとつ「エンプティチェア(空いている椅子)」をご紹介します。
エンプティチェア(空いている椅子)とは
これは「ゲシュタルト療法」という心理療法のひとつです。
ふたつの椅子を向かい合わせて用意します。
一方の椅子にあなたが座り、向かい合っている椅子には苦手な上司が座っているとイメージします。そのイメージの中の上司にいつもは言いたいけれど言えないことを言います。
本当に前に上司がいるんだというイメージを持つことが大切です。愚痴でもいいですし、感謝の言葉でもいいです。なんでも、心にしまっていた声を吐き出します。
次に、目の前の上司が座っているとイメージした椅子に自分が座ります。この時、上司の中に入り込むようなイメージ、つまり自分が上司になり切ります。
上司の姿勢や声を真似てみるのもいいでしょう。
そして、今度は上司の立場から目の前の空の椅子(あなた自身がすわっているイメージをもって)に心にしまっていたことや、先程あなたが上司に吐き出した言葉への返事を吐き出します。
つまりお互いの役割を演じながら、これを何度もいったりきたりします。
そうするうちに、思いもよらなかった相手の気持ち、自分の気持ちに気づくことができます。
HSPの4つのタイプのまとめ
これまでHSP(繊細さん)の4つのタイプについて解説してきました。
HSPといっても、その特徴はさまざまであることがおわかりいただけたのではないでしょうか。そして、勘違いしてはいけないことは自分があるタイプに当てはまった場合その通りに生きることになるんだ!と決められたわけでは決してないということです。
自分の弱みを知って解消するのか、そのままで生きていくのか?
自分の強みを知って、それを最大限に発揮するのか、しないのか?
他者の意見・考えや情報に左右されるのではなくこれから自分がどんな人でありたいのか?を自分自身で決めること!
そしてそうなるために何ができるのか?を自分で自分を導いていくこと何よりも大切だと私は思っています。