こんにちは。
今日からはHSPにおいての4つのタイプについてお話しします。
HSPの4つのタイプとは。
これはHSP研究者であるコートニー・マルケサーニ氏の理論です。HSPには「4つの資質」があるというものです。
- エンパス(共感力)
- インテュイティブ(直観力)
- ビジョナリー(資格力)
- エクスプレシブ(表現力)
この4つののうちひとつが突出して強い人もいれば、複数に該当する人もいます。
私の場合は、エンパス、ビジョナリー、エクスプレシブの3つに該当し、エンパスがやや強い傾向にあります。
どんなことにもいい面と悪い面が表裏一体であるのと同じようにそれぞれの資質に生きづらさを感じる弱みと素晴らしい才能を発揮できる強みを持っています。前回もお話しした通りHSPは単なるその人の特徴なのです。
ただ、弱みの方にばかりフォーカスしてしまいがちなのが現状です。
私は自分の弱みを認識し受け入れつつ、それが素晴らしい資質でもあることを皆さんにお伝えしたいと思っています。
今日はHSPの「エンパス」と「ビジョナリー」についてご紹介します。
エンパスの課題
共感しすぎること
・他人の気持ちをまるで自分のことのように感じる高い共感能力を持つ
そのため、自分に起きていないネガティブな感情をも自分のなかに取り込んで
とらわれてしまうことがある
・いじめやモラハラの標的になりやすい
・他人の気持ちがわかりすぎて自己犠牲をしたり、本音を言うのを我慢してしまう
(「他人の気持ちがわかりすぎてしまう」というのは「自分がわかっているつもりになっている」ことも多い、つまり自分で自分を苦しめている場合もあると思います。)
※これについては、改めて後日詳しくお話しします。
・他者からの影響を受けやすいため、ひとりの時間を心地よく感じるが
人との繋がりが減ると寂しさを強く感じやすい
エンパスの強み
感情の処理能力が高く、自分や他人の心を満たす
・他者の感情を読み取る能力が高いため、人に優しく、相手の立場にたって
物事を考える、「思いやり」の人です。
・無意識のうちに人を癒す能力がある
・感情をフルに発揮して、日常をドラマティックに味わうことができる
・「慈愛」に満ち溢れている
エンパスに適した仕事
・動物や植物などに関連した仕事
・セラピスト、カウンセラーなど人の心に寄り添う仕事
・スピリチャルや宗教などの指導者
・医師、看護職などの医療系の仕事
など
私は現在エンパスの強みを発揮してHSPカウンセリング・コーチングをしていますしこれまでの仕事(秘書・家庭教師)の仕事にも活かされていたと感じています。
HSPカウンセリング・コーチングについて学ぶ前には気づいていなかったことですが。
エンパスの強みを最大に活かすためにあなたにできること
他者との境界線を引く
これは苦手な人を避けるということではなく、目の前にいても、自分とは身体も心も思考も全く別の存在だという認識をもつことです
自分自身の存在(気持ち)を第一に考えること
これはわがままとか自分勝手とは違います。エンパスの人は他者を思いやりすぎて、自分をないがしろにしているのが当たり前になっているかもしれません。
まずは自分自身を見つめ、大切にすることで、先ほど挙げた<エンパスの強み>をより発揮できるようになります
「あなたは今本当の自分の心の声を聴けていますか?」
これらを自分で気づいて、ひとりで解消していくのはなかなか難しいところがあります。
まずは 私のHSPカウンセリング・コーチングでそのサポートをすることができます。
私がそうであったように、エンパスの方は「自分のことをないがしろにしている」ことにさえ自分ひとりでは気づけないことが多いかもしれません。
ビジョナリーの課題
・物事をイメージする能力が高く、独特の想像力や感受性を持っているがそれを人に理解されないことに不満を抱き、時にイライラしてしまう
・他者に自分の考えやビジョンを理解されづらいため、孤独を感じる。
・他者に対して完全を求める傾向があり、自分の思い通りにならないと
他者を攻撃したり、批判して周りを振り回してしまうことがある
・イメージする能力が高い反面「わかりやすく話す」「人とつながる」力に
苦手である
ビジョナリーの強み
・独創的で画期的なことを考え出すことが得意
・自分や周りの人に対して、素晴らしいビジョンを示すことができる
・素直で自分の得意とすることに努力を惜しまず、集中力を発揮する
・周囲からの理解を得られると素晴らしいリーダーシップを発揮する
・自分の生まれてきた意味・使命を追求する
ビジョナリーに適した仕事
・経営者 商品開発者
・建築家、設計士など図面を制作する仕事
・デザイナー
・最先端技術の研究者
など
ビジョナリーが能力を発揮するためにできること
・責任あることを任せられると、粘り強さと集中力を発揮して素晴らしい結果を出します
積極的にその立場を選ぶことでリーダーシップが発揮されます
・ビジョナリーは壮大なビジョンを描くことが得意ですが、それはひとりではなく
仲間があっての達成です。
つまり、人とのコミュニケーション能力を高めることが<ビジョナリーの強み>を
最大限に発揮するために最も大切なことと言ってもよいでしょう。
私たちは子供のころから幼稚園、学校で友達や教育者と接しながらコミュニケーションを
学んでいきます。
ビジョナリーさんはその並外れた才能がゆえに、友人だけでなく、親や先生からも「変わった子」と見られることがあったかもしれません。
HSPとは関係なく多くの人が人とのコミュニケーション(人間関係)で悩んでいるのではないでしょうか。
私たちは自分のことも、他者のこともわかっているようで実はあまりわかっていない
状態で過ごしています。これは親しい家族、友人でも同じです
それが様々な人間関係の悩みが生じる原因のひとつです。
大人になってから、人間関係(コミュニケーション能力)を学ぶ機会はあまり
ないかもしれませんね。
私のHSPカウンセリング・コーチングでは人間関係の悩み(コミュニケーション能力)を解消することもできます。
HSPのエンパスとビジョナリーのタイプのまとめ
今日はHSP4つのタイプのうち「エンパス」と「ビジョナリー」についてお話ししました。
次回は「インテュイティブ」「エクスプレシブ」についてお話しします。
「HSPタイプ別診断」は、HSPとしてあなたがどのタイプなのかが
わかるだけではなく、あなたがどのタイプの課題をもっているのか?
どのタイプの強みを現在活かしているのか?がわかります。