HSPカウンセリング・コーチングのクライアントさんから「将来のことを考えると不安を感じる。そこから抜け出せない」
「また同じ失敗を繰り返してしまいそうな不安があって、なかなか行動できない」というお悩みをよくお聞きします。
今回は「不安」についてお話しようと思います。
HSPのお悩み「不安」について
そもそも「不安」という感情を感じることはよくないのか?ということなのですが、この「不安」という感情は私たちの潜在意識が私たちを危険から守るために感じさせてくれている感情であって、決してよくないものではありません。
多くの方が気づいているように時代が大きく変わろうとしている現在、10年後の世界がどうなっているのか?正確に予測できる人がどれだけいるでしょうか?
そして、誰もが予測できない先のことを私たちのこれまで得てきた知識・情報・経験だけで「こうなったらどうしよう?」
「ああなったらどうしよう?」と考えても意味がないとも言えます。
誰もがどうなるかわらからない将来なので「不安」を感じるのは当たり前、まずは「不安」を感じているのは自分だけではなく、誰もが感じているものだと捉えてみてはいかがでしょうか?
「不安」を感じている自分を拒絶するのではなく、「あぁ、今私は不安を感じてるんだなぁ」とやさしく自分を受け止めてその不安を感じ切ってみある、そんなことでも気持ちが楽になることがあります。お試しあれ!
いや、そんなことわかっててもやっぱり「不安」を感じるのは嫌ですよね。
そして、その感情が生活に支障をきたすようなことになるとこれは解消していく必要があります。
あなたはどんなことを不安に感じていますか?
HSPカウンセリング・コーチングではまずは、あなたの「不安」になっているのがどんなことなのか?具体的にしていきます。
「不安」というものが漠然としていることが多いからです。
そして「不安」を嫌なものと感じるのは「不安だ!怖い!」という感情を終着点にしてしまっているから。
将来どんなことが不安なのか?ひとつひとつその「不安」と感じているものを「不安ではなくなる」もしくは「不安が軽減する」ための今できることを一緒に考えていきます。
これは①物理的に対処できること、②考え方・価値観を見直すことの両面からサポートします。
カウンセラー・コーチと一緒に探っていくことで、ひとりでは気づけなかった対処の仕方や考え方(捉え方)を発見することができます。
HSPカウンセリングでクライアントさんから聞くことに「また上手くいかないのでは?と不安になって、なかなか行動できない」というものが多くあります。
新しいことに挑戦する時に不安を感じるのは当たり前。
自信満々に見える方もきっと内心全く不安が全くないということはないのではと思います。
ただ、「不安」を強く感じるのは「上手くいかなかったら嫌だ」という気持ちが強いからとも言えます。それはそうです。だれだって上手くいった方が気持ちがいい。
では、「上手くいかなかったらどうしよう?という感情を終着点にするのではなく「上手くいくためにはどうすればいいのか?どんな準備、どんなマインドをつくればいいのか?」を細かく細かく挙げていくのです。
ここで「細かく」を2回繰り返したのは、多くのクライアントさんがひとりで考えているとこの「細かく」つまり具体的にすることが難しいからです。
HSPカウンセリング・コーチングでは私からの問いかけに答えていくことで「不安」への対処がより細やかになり、これだけ今準備できる、するのだから「大丈夫!」と思えるようになります。
例えば、「以前と同じ失敗を繰り返しそうで行動できない」という「不安」も以前失敗と感じたことはどんなことだったのか?
具体的にピックアップして、そこから学んだことは何なのか?
その失敗を繰り返さないために今できることは何なのか?
どんな考え方をすればよいのか?
どんな思い込みに縛られていたのか?
など細かくあげていきます。
そうすることで、同じ失敗を回避する準備ができるので「大丈夫!」と思いますし、以前の失敗も、そこからの学びになり失敗ではなくなるはずです。
今回は「不安」についておお話ししました。
「不安」は感じて当たり前
でも様々な対処法を準備しておけば、必ず心は軽くなります。
「不安」という感情は「その準備をしておきなさい~」というサインとも言えますね。
次回は今日テーマにした「同じ失敗を繰り返してしまう」の「繰り返す」について潜在意識の役割を含めたお話ししようと思います。