今回は劣等感とプライドの関係についてお話しします。
HSPカウンセリング・コーチングのクライアントさんの中に劣等感を強く感じているのと同時に、プライドが高いというケースがあります。
劣等感とプライドはセットになっている(安易な表現ですがこれがしっくりくる気が…)んです。
ここでは、劣等感を感じるのはなぜなのか?その劣等感を感じることなく、自信をもって
新たな行動にチャレンジできるようにするためにはどうしたらよいのか?
劣等感が強いのに、変なところでプライドがあるHSPあなたにお話しします。
まず、劣等感を感じるのか何故なのか?
これも、やはり幼少期の環境、経験の影響を受けていることが多いと考えます。
親から何をしても否定された、例えばテストで90点採って、親に褒めてもらえると思っていたのに、「〇〇ちゃんは100点だったそうね」なんて言われたり、授業中で先生からの質問に上手く答えられなくてクラスのみんなに笑われたり、中には、通知表に書かれた文言に「他の生徒と仲良くなれない」のような他と比べて劣っていると感じた場合どんな自分であっても「ダメ」という思い込みから、劣等感を持つようになるかもしれません。自分自身に「自分はダメなんだ」というレッテルを貼ってしまっている状態です。
そして、劣等感を感じる人の中には、過去のネガティブな経験を何度も思い出してはその時の感情を追体験してしまうことも多いと思います。
その追体験を繰り返すことでより一層劣等感を強めているとも言えます。
私たちの潜在意識は時間の理解がありません。
今感じていること、つまり思い出していることが今まさにもう一度起こっている、体験していると感じてしまうんです。
なので、これを繰り返すことでますます強固な劣等感が創り出されることになります。
また、強くするだけではなく、何度も繰り返すうちに、自分にとって都合のいい経験に無意識に書き換えている可能性もあります。
無意識なので、自分で気づくのが難しいのですが、この辺りはHSPカウンセリングやコーチングを受けることによって気づけると、強固な劣等感も勝手に自分で創り出していたかもしれないという認識が埋めれ、和らげることができます。
さて、本題の劣等感とプライドの関係についてですが、劣等感を強く感じる人がプライドが高いというのは、自分を守るためです。
プライドを高くして「こんなすごい自分でいれば、劣等感なんて感じない!」
つまり「劣等感を感じないようにプライドを高くもって、本人とっては過剰なハードルを掲げている」場合もあります。
そうなると、自分の高いプライドにストレスを感じ、また劣等感を感じるという負のスパイラルに陥ってしまうわけです。
私のHSPカウンセリング・コーチングでは劣等感に限らず、HSPの生きづらさは幼少期の環境、経験に影響を受けているることは認めつつ、それを理由にしない、つまり「HSPだから劣等感が強いんだ」「親から認められなかったから自信がないんだ」という捉え方を脱することができるようになることも大切にしています。
それには「自己理解を深める」こと。
「劣等感」や「プライドが高い」にも自分にとって何かしら意図があるはず、それは今必要なものなのか?自分を守るためにまだ持っている必要がある感情なのか?という今までとは違った捉え方をする癖をつける(練習をする)必要があります。
また、インナーチャイルドの癒しもあわせ、解消していきます。